一度AV女優として認知度を得てしまえば、引退した後、一般人として普通の生活を送ることは困難です。
偏見を持つ人も少なくありませんし、また顔をさされる（気付かれる）可能性も高いため、穏やかな暮らしは難しいです。
ですが、肩書きや経験を活かして普通の人以上に充実した生活を送ることも可能です。
引退後の生活や仕事・収入についてまとめたので、参考にしてみてください。
息の長いAV女優になれる人は稀
AV業界は、とにかく入れ替わりの激しい世界です。
セクシー女優などともいわれ地上波などで活躍する姿が珍しくない昨今、AV女優に興味を持つ女性は少なくないためです。
一説では、成人女性の20人に一人が何らかのアダルトワークを経験したことがあるほどだそうです。
それだけに、10年以上に渡り活躍し続け、AV女優を生涯の仕事にできる人はほとんどいません。
生き残れるケースとしては、JK・ロリ系などの若さを売りにしたスタイルから始まり、お姉さん系・人妻系・熟女系と順当に歳相応のジャンルへ移行し、それぞれのニュアンスを好むファン層をしっかりキャッチできる場合です。
ですがこうした成功例は、相当見た目のレベルが高く、さらにそのAV女優にしか出せない雰囲気や個性、プレイがなければ実現できません。
極めて稀な例と考えるべきです。
代表的な引退の理由
まず一つに、飽きられて需要がなくなった、仕事をもらえなくなったというケースです。
入れ替わりの激しい昨今なだけに、中でも多く見られる原因といえます。
引退の意思がなくても、否応なしに辞めざるを得なくなってしまいます。
セックスまで見せておいて人気を失うわけですから、悔しい気持ちも大きいでしょう。
次に、親や恋人、知り合いにバレてしまって、反対を受けてしまい続けられなくなったという理由です。
近年はインターネットが普及しており、著作権が保護された正規に制作されたAVでさえ無料動画としても広く配信されてしまうため、仮に自分がバレないよう隠し通していても、発覚する可能性は否めません。
特に親は、我が子の辱められる姿に抵抗を覚えることが少なくありません。
親が悲しむのは、AV女優にとっても辛いことです。
そうした理由から、この身内バレも引退のきっかけとなりやすい事例といえます。
とはいえ、かならずしも悪いきっかけばかりとも限りません。
結婚による、寿引退ともいえる辞め方や、おめでた、また目標としていたお金が貯まったため自ら望んで辞めるといった場合あります。
こちらに関しては、先も明るく感じられる流れといえます。
最後に、薬物・アルコール中毒・精神疾患によりトラブルを起こし、事務所解雇となったり、業界から干されてしまうパターンです。
AV女優の仕事は心身共に負担が大きい仕事なので、薬物やアルコールに依存し、精神へ異常を来してしまうケースも稀にあります。
業界復帰も難しいので、こちらは特に不安の残る辞め方かもしれません。
引退したときの不安点
大変な仕事から離れて、身心を休められると感じられるのも束の間、引退後はいくつかの懸念点も意識しなくてはなりません。
例えば、AV女優としての認知度や肩書きがネックとなり、一般的な仕事に就きにくい点です。
かなり市民権も得つつある昨今とはいえ、やはりAV女優という言葉に抵抗を覚える人はまだまだ少なくありません。
同時に、人間関係を築くこともAV女優になる以前通りとはいかないかもしれません。
そしてもう一点、納税に関する問題も忘れてはなりません。
AV女優として働いている期間は、ある程度潤った収入が得られるので、特に気にならないかもしれませんが、高額収入を得れば得るほど、翌年の確定申告で多額の税金を納める義務が生じます。
節税対策である程度は抑えられますが、それでも前年の年収が1,000万円を越えれば、約40％も納める形となるので、たまったものではないです。
さらに困るのが、AVにおけるギャラの支払いは日払いであるという点です。
引退すれば、それ以降まったく手取りを失う形となるので、納税はかなり負担となります。
こうした事態を防ぐ意味でも、引退後の仕事・収入に関してしっかり把握しておくことはとても重要となります。
AV女優の肩書きが活かせる転職先
AV女優であったことは、一般人にとって抵抗を覚える肩書きとなっても、逆にアダルト方面においては大きな魅力となります。
肩書きを活かすことで、一般の人以上となる高収入にも期待が持てるので、以下のようなアダルトワークはおすすめといえます。
チャットレディ
まず一つに、男性と対面することなくアダルトワーク特有の高収入に期待が持てる、チャットレディの仕事です。
18歳以上の高校生でない女性であれば、基本的に誰でもできる仕事ですが、本当に高収入が得られるケースは稀です。
普通レベル以上の可愛さ、魅力が必要で、人気を得るためにはさまざまな工夫、努力をする必要があります。
元AV女優ともなれば、話題性は仕事開始時からかなり高いものになります。
普段映像の中でしか接することができなかった女優と、チャットをしながらエッチなやり取りが楽しめる。
そんな特別感に、ファンはもとより他の利用者も大きく注目を寄せます。
また場合によっては、ライブチャットを提供する会社と個別にやり取りして、特別枠で始められるケースもあるようです。
元AV女優登場！といった大々的な告知のもと働けるので、かなりの稼ぎに期待が持てます。
高級風俗嬢
風俗の中には、かなり高いバックがもらえる仕事もあります。
それこそ、現役のAV女優だった時代以上ともなる稼ぎにありつけるかもしれません。
中でも魅力的なのは、高級ソープランドです。
１プレイ100,000円以上もの料金を設定している店もあるので、時給50,000円以上も夢ではありません。
単価としてはAVに大きく劣りますが、希望次第でシフトを詰めることもできるので、月の稼ぎで換算すればAV女優の仕事にも匹敵するでしょう。
チャットレディと同じく、元AV女優という肩書きはこちらでも大きな武器になります。
高級店、超高級店ともなれば、システム料金が高く、気兼ねなくは訪れにくい印象も大きいですが、あなたのファンは喜んでその対価を支払ってくれることでしょう。
この場合も、お店は大々的に告知してくれることが多いです。
一般の風俗嬢が何かとつまづく、新人時代の指名数ゲットも、難なくクリアできることでしょう。
AV女優専門店
高級風俗店の中には、何と所属嬢全員を元AV女優、さらには現役AV女優とする専門店まであります。
東京に有名なお店があり、風俗関係の媒体のみならず、一般的なニュースサイトなどでも度々取り上げられています。
ここであれば、稼ぎやすいのはもちろん、周囲も同じような肩書きの女の子ばかりなので、働きやすさにも期待できます。
引退AV嬢という、同じ境遇の友達も増えやすいので、居心地の良さが感じられることでしょう。
スカウト登録による風俗ワーク
直接面接を受けず、スカウトサービスに登録して、逆に採用希望の連絡を待つという方法も有効な手段となります。
スカウトサイトとは、風俗勤務を希望している女性が無料で登録できるインターネットを利用したサービスです。
あなたの情報をお店の採用担当者が吟味し、条件が合えばお店側からオファーを出してスカウトする、といった形です。
このときにも、知名度のある元AV女優という肩書きは大きな魅力となってくれます。
指名を稼げるのはもちろん、お店自体の知名度を上げるきっかけにもなるためです。
またさらに、希望最低日給を50,000円以上としておくこともポイントです。
この希望がなければ、高級店以下のあまり稼ぎに期待できないお店までもがスカウトしてくるかもしれないためです。
元AV女優であれば、結構な高額を提示してもスカウトしてくれるお店は少なくありません。
経験を活かした業界関連の仕事
ここまではアダルトワークを取り上げましたが、アダルトからは一線を引いた仕事に就くことも可能です。
例えば、AV女優を扱う側である、制作会社の広報・宣伝担当・マネージャーなどになる方法です。
現場経験を活かして、比較的早い段階で仕事を覚えられることでしょう。
またAV女優をまとめる側の、AV事務所・プロダクション社長になるという方法もあります。
働くAV女優の気持ちを分かってあげられるので、成功に期待が持てます。
その他、業界に関連した記事を書くライターや、AV作品の脚本家となる道もあります。
表立って体を使うわけではないので、ある程度年齢を重ねても続けやすいです。
再デビューの可能性
一度引退したら、絶対にデビューできないとも限りません。
最後に、再デビューの可能性も取り上げたいと思います。
ネット動画などによる人気再燃
AV業界を引退しても、近年人気を博す無料動画サイトなどには、多くの作品が残されます。
無料で視聴可能なものも多く、ライトなアダルト好きは好んで利用します。
そのため、そうした媒体から再注目され、自ずと再デビューへの期待が高まる可能性も考えられます。
歓迎された状態でカムバックできるので、以前以上に人気が出やすいです。
セクシータレントに転身
AV業界ではなく、芸能界に再デビューするという流れも、昨今であれば可能です。
AV女優、元AV女優は、近年”セクシータレント”という枠で広く活躍を見せています。
セックスではなく、いちタレントとしての才能が開花し、人気を得られるかもしれません。
こちらもまた、検討して損のない身の振り方といえます。
まとめ
息が短いケースが少なくないAV女優は、引退後の仕事などもしっかり考えておくことが大事です。
「元AV女優」の肩書きは、ことアダルトワークでは大きな武器となってくれるので、それを活かせる職業に就けば、充実した生活も期待できます。
過去を隠して肩身の狭い思いをしながら一般職で働くよりも、ずっと快適な人生が送れることでしょう。
その際には、ぜひ選択肢として検討してみてください。
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