風俗業界においてもトップクラスの人気と勤務女性を誇るデリヘルですが、中にはちょっと歓迎しにくいものも存在します。
それが、援デリこと援助交際デリバリーヘルスです。
プレイ内容も通常のデリヘルと異なる上、違法営業されているケースが一般的であるため、注意すべきです。
特徴を押さえ、気をつけるようにしましょう。
援デリこと、援助交際デリバリーヘルスって？
名称こそデリバリーヘルスを名乗っていますが、実際のところ、本番ありの管理売春に近いものとなっています。
さらに働き手として募集される女の子も、目先のお金に目がくらんだ女子中高生といった未成年や、恵まれない環境で育つ女の子たちなどです。
通常のデリヘルに関しては、多くが無店舗型性風俗特殊営業の許可を警視庁へ申請し、合法的に運営されています。
ですが援デリは法的に認められない存在であるため、発覚すれば業者は逮捕され、そして女の子自身も補導される形となります。
大人になれば比較的簡単に稼げるような数万円程度の報酬を得たいがあまり、人生を棒に振るというのは、あまりにも非効率です。
このような事情から、援デリは近年メディアなどでも広く問題視され続けています。
風俗に詳しい人以外でも、名称を聞いたことがある人は少なくないかもしれません。
さまざまな危険性をはらむため、もし今あなた自身が検討しているのなら、または周囲に援デリ嬢をしている少女を見かけたのなら、実情を知ったり、危険性を伝えてあげることで深入りを防ぐべきです。
援デリはとにかく危険な仕事
夜の仕事とはいえ、一般的なデリヘルは法に基づいて運営される仕事ですので、比較的安心感をもって働けます。
ですが援デリは、ただ未成年に仕事させていること以外にも、さまざまな不安視すべき点が伴うので、とにかく危険です。
指名が入らない、デリバリー先の部屋が不潔どころか、犯罪に巻き込まれたり、暴力を受けたり、さらに命が危ぶまれるケースへ繋がることも懸念されます。
リスク面を知った上で、甘い言葉に乗らないよう注意してください。
募集から勤務までの流れとしては、まず業者が、ネット掲示板や出会い系アプリ・サイト、SNS等に甘い言葉をちらつかせた募集告知を出し女の子を勧誘します。
金額が安いため、一般的な風俗嬢や成人女性は気にも留めないかもしれませんが、未成年にとっては魅力的な仕事に感じられてしまいます。
連絡を取り合った後、業者の管理しているスペースで待機し、そして仕事が決まったら、同じく掲示板や出会い系アプリ等で誘い出した男性客の元へ派遣されます。
そして前金支払い後、行為が始まります。
通常のデリヘルであれば、キス・全身リップ・フェラ・素股といった流れが基本ですが、援デリではごく当たり前に本番行為が行われます。
本番のないデリヘルとは大違いです。
援デリのデメリット・注意点
以下、援デリにおける代表的なデメリット・注意点をまとめました。
実情を知れば、ちょっと稼ぎがいい…程度の感覚ではなくなってくることでしょう。
報酬が安い
援デリで受け取れる報酬は、お客さん一人につき10,000～30,000円程度が相場です。
歩合日払い制という点は一般的なデリヘルとも変わりませんが、本番ありでこの金額ともなると、少し安いです。
現役女子中高生の売春といえば、一昔前ならさらなる高額料金も飛び交っていたものですが、現在ではそうしたバイトに手を染める女の子も増え、目新しさも薄れており、大きく値が落ちているのです。
合法的な本番サービスを提供するお店には、ソープランド・ちょんの間などがあります。
こちらであれば安全面も管理されている上、さらなる金額を稼ぐことも可能です。
もちろん未成年で働くことは不可となっており、18歳以上の高校生でない女性という条件がつきます。
とはいえ、中高生が18歳になり高校を卒業するまでの期間は、わずか数年のことです。
人生を棒に振るリスクをも背負いながら無理して稼ぐより、数年我慢した方がよほどメリットは大きいです。
そもそも報酬が受け取れないかもしれない
報酬が安いどころか、本番までしたにもかかわらず報酬が受け取れないケースすら考えられます。
違法に営業しており、さらには社会経験も少ない若い人間が業者を名乗っていることも少なくありません。
そのため責任感は薄く、当初の報酬額とは異なる大きく取り分を削った額しか払わない、さらには支払い自体しないといったケースも少なくないのです。
通常であれば、そのような未払いは問題であるため、法的に問いただすことも可能ですが、そもそも業者として法的な手続きをしておらず、また契約面もちゃんとしていないことが多いので、泣き寝入りになってしまいやすいです。
また業者はもちろん、あなた自身も売春という違法行為に身を投じている状況ですから、大きく出られないというのも請求が難しい理由です。
トラブルが起きたときの危険度
前述の通り、援デリではちゃんとしていない業者が少なくありません。
そのため、万が一お客さんが危ない人で暴力を振るわれたり、またさらなる事件に巻き込まれた場合などでも、あなたを守ってくれないかもしれません。
あなた自身が働けなくなっても、また別の女の子を違う場所で働かせれば、稼ぎが途絶えることはないからです。
正規に存在しない業者であるため、クレームや事件などの問題が起きても難なく運営者は雲隠れしてしまいます。
デリヘルは、合法的なデリヘルでさえ稀に危ないケースも考えられるヘルスですので、危険はより高まると考えておくべきです。
ケガや性病に繋がりやすい
ただでさえ性病リスクを考えておくべき風俗の仕事ですが、援デリともなればさらにその確率は高まります。
違法業者のほとんどは、女の子の健康や安全を守ることに対する意識が薄いため、明確な規定作りや衛生管理などが甘く、さらに本番ありのサービスであるため、感染リスクが大きいのです。
お客さんと二人きりの密室で過ごすため、暴力的な相手であれば大きな怪我にも繋がります。
辞めさせてもらえないケースも
このような危険性を知らず、実際に援デリ嬢として仕事を続け、さまざまな被害を被った。
援デリの恐ろしさを思い知らされたので、やっぱり辞めたい！遅ればせながらそう思ったところで、すぐには辞められないかもしれないのがこの仕事の恐さです。
業者としては、女の子一人減れば稼ぎに大きく響くため、辞めさせたくはありません。
情報を漏らされてしまう可能性もあるので、その思いは一般的なデリヘル業者以上でしょう。
とはいえ、女の子の意志が最終的には尊重されるのが通常です。
ところが違法業者である援デリには、そのような常識通じません。
何を話しても取り合ってくれなかったり、管理する部屋などに監禁されたりするかもしれません。
アンダーグラウンドなドラマをもほうふつとさせる展開ですが、決して物語の中だけの世界ではないです。
そうした状況に陥る前に、まずは働かないことが先決です。
援デリ募集が見られる媒体
違法であるため、ホームページや求人サイトでの募集がかけられないことから、援デリ業者の多くは掲示板や出会い系アプリといった、不特定多数の人が利用するネット上のコミュニケーションツールを利用します。
もちろんそこでも違法ワードを使えばサイバー警察などに見つかってしまうため、「円」「割り切り」「JC JK」「簡単バイト」「18歳未満OK」といった隠語でやり取りされます。
使い慣れたスマホの掲示板やアプリ上であるため、つい警戒心も薄れがちかもしれませんが、こうした勧誘には乗らないよう気をつけてください。
掲示板
インターネットを通じて女の子を募集するだけではなく、未成年に絞ってその内容を見てもらうことが重要となるため、この掲示板は特に重宝されています。
掲示板といっても数ありますが、中でも募集が多いのは、無料通話アプリ内で利用できる掲示板です。
未成年のユーザーが多く、さらに無料で利用できるこれらは、まさに援デリ求人うってつけの環境となっているのです。
友達同士の会話でも毎日のように利用している人が少なくないため、抵抗を感じにくいというのもその理由でしょう。
親の目が届きにくいところでもあるため、女の子本人が正しい知識をもって心を律するべきです。
出会い系アプリ
次に、出会いに特化したアプリ、出会い系アプリもその一つに挙げられます。
出会いを求める女の子の多くは、交際費や服代などもかかるため、お金に強い欲求を持っています。
そんな気持ちに付け込み、援デリが効果的に募集をかけているという訳です。
中には、男性ユーザーを装って誘ってくるケースも少なくないようなので、怪しい相手には注意しましょう。
有名出会い系サイト
無料系のみならず、優良大手の出会い系サイトに関しても注意が必要です。
年齢制限や本人確認を必須とする、安全面にこだわられたサイトにおいても、やはり出会い系アプリ同様、募集が見られます。
18歳未満は利用できない設定となっていることも多いですが、実際のところ、年齢を偽って利用している未成年も中にはいるようなので、安全とは言い切れません。
SNS
最後に、少し意外性をも感じさせる、広く利用されているSNSについてもご紹介したいと思います。
パソコンやスマホを使って、手軽に無料で利用できるSNSを楽しんでいる人は、少なくないかと思われます。
一見援デリのような怪しい仕事とは無縁にも感じられますが、未成年ユーザーも多いことから、やはりこちらも募集の場として活かされているようです。
知らない相手からメッセージや繋がりを求める申請などが来たら、気をつけるべきです。
まとめ
援デリこと援助交際デリバリーヘルスは、その名称から一般的なデリバリーヘルスとも混同しがちですが、実際は未成年に援助交際や売春をさせるといった、違法行為の温床になっているようです。
期待していた報酬が受け取れなかったり、危険な目にあったり、さらに生死をも危ぶむ事態すら起こりかねません。
目先のお金に囚われ、大きな後悔に繋げてしまわないよう気をつけましょう。
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