昔と違い、現代ではわざわざレンタルビデオ店を訪れることなく、ネット環境さえあれば、自宅にいながら動画配信サイトなどでアダルトビデオを楽しむことが可能となりました。
モザイクのない無修正の作品であっても、海外から配信しているサイトを利用することで手軽に見ることができます。
当然、女優に支払われるギャラ（出演料）は無修正か否かで違い、前者の方が高額な給料を受け取れますが、契約に違法性はないのか？という点が気になるところですよね。
ここでは、ＡＶメーカーやプロダクションとの契約内容がどうなっているのかということ、さらに女優と素人の差についても解説していきます。
無修正ＡＶはギャラが１．５倍
無修正ＡＶは、モザイクありの作品に対して約１．５倍程のギャラになるようです。
たとえば、一現場１００万円の人気女優が初めて無修正作品に出た場合、１５０万円程度のギャラになると言われています。
ただし、全額給料として受け取れるわけではなく、女優が所属するプロダクションと折半するところが多いです。
経験が浅く、まだ人気がない女優だと、プロダクションへ２０万円、そのうちの半分が本人のギャラとなります。
ちなみに、ギャラに差が生じる理由は、女性器にモザイクをかけないからという理由ではなく、生挿入や中出しといったプレイを行うので、女の子にかかる負担が通常よりハードになるためです。
無修正ＡＶの契約の違法性
日本国内では、男性器および女性器にモザイク処理が施されていない映像は違法とされています。
適切な処理後、審査を通過して初めて市場に流通することができます。
違法性がある無修正ＡＶですが、女の子が出演する理由を見てみましょう。
ＡＶ女優
プロダクションと雇用契約を結んでいるケースが多いＡＶ女優は、海外向け作品である（無修正であること）と伝えた上で、仕事内容がハードになることから給料を高く設定します。
そのため、プロダクションが事前に本人の了承を得てから撮影することがほとんどです。
素人
一方、素人の女の子の場合、事情が少し異なります。
素人が単体で出演する際は、プロダクションまたはＡＶメーカーと作品ごとに契約を結びます。
出演承諾書という書類ですが、この際にギャラの説明や顔出しの可否は問われますが、モザイクの有無に関する契約内容が記載されていないことも多いです。
女の子からすると、「国内向け作品だろう」という思い込みから、モザイクありの作品だと思うかもしれません。
しかし、出来上がったもの女性器にモザイクがかかっていなかった、ということもあるのです。
無修正ＡＶを日本国内で視聴できる理由
日本在住であっても、インターネット上では当たり前のようにモザイク無しの作品を楽しめます。
なぜ日本国内で過激な作品を観賞することができるのでしょうか。
多くのアダルトサイトは、海外法人が海外のサーバーを使ってオンライン配信しています。
有名どころでは一本道やカリビアンコムなどですね。
日本語でサイトを視聴できますが、海外から動画配信を行っているため、現地の法律に従うので法的な問題はないのです。
女性器や男性器については、日本国内で販売や配信をしない限り、モザイク処理は不要です。
適切な処理を行わずに販売することは違法ですが、出演すること自体は法律上の問題はありません。
出演する際は契約内容を事前に確認しておきましょう。
ＡＶ出演の契約内容が異なる場合の対処法
契約書には記載がないのに無修正だった場合、出演した女の子は困惑してしまいます。
明らかに日本国内向けに配信される場合は、違法性があるものとして、制作会社や動画配信サイト、および運営会社を訴えることができます。
日本国内では無修正のまま配信することは違法だからです。
ですが、海外法人および海外サーバーで配信されていることも多いので、訴訟は難しいかもしれません。
もし、すでに出演してしまった作品の場合、先方と交渉して配信の差し止めをしてもらいましょう。
交渉がうまくいかず、同時に違法性を訴えられるのであれば、訴訟をすることも視野に入れましょう。
理想なのは出演前に契約書を熟読し、モザイクに関する記載がなかったら、ＡＶメーカーへ確認し、契約条項に盛り込んでもらうことです。
契約内容をよく確認して判断しよう
無修正作品はプロダクションからの給料、または契約時のギャラが高いため、検討する人もいるでしょう。
しかし、プレイ内容がハードになるため、精神的・肉体的負担は増す上に、本人の知らないうちに無修正として配信されてしまうリスクも。
予め契約内容をしっかりとチェックし、十分に納得、理解したうえで、疑問や不安が残る場合にはきちんと解決した上で収録に臨むようにしましょう。
高価な給料を望むあまり、確認を怠って後悔することがないようにしたいですね。
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